2014年4月19日、台湾の女性小説家・瓊瑤（チョン・ヤオ）が、中国ドラマのパクリ騒動による衝撃で体調を崩し、しばらく休業することを明らかにした。Yes娯楽が伝えた。

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小説家の瓊瑤は「純愛ドラマの母」と呼ばれ、これまで数多くのヒットドラマを生み出してきた。中華圏では誰もが1つは、「思い出の瓊瑤ドラマ」を持つと言われるほどだ。その瓊瑤が今月15日、放送中の中国ドラマ「宮鎖連城」について、自身の22年前のヒット作「梅花烙」の盗作であると指摘。「宮鎖連城」を手掛けた中国の著名プロデューサー・于正（ユー・チョン）を厳しく批判した。中国のメディアを管理する国家広播電影電視総局（広電総局）に対し、製作局の湖南衛星テレビに放送中止を通達するよう求めている。

瓊瑤は今回のパクリ騒動で、あまりに衝撃が大きいため体調を崩している。台湾の日刊紙・聯合報では瓊瑤の夫からのコメントとして、執筆作業に多大な影響が出ていることを報道。「非常にショックが大きいため、今は書いていない。しばらくは休養する予定。そうでないと悪人に何をされるか分からない」と、問題のプロデューサーを暗に示した発言を掲載している。

4月20日は瓊瑤の76歳の誕生日で、今年は彼女の名前を一躍有名にした小説「窗外」の出版から50年と節目の年だった。それだけにファンの間から、体調を心配する声や、パクリに対する怒りの声が高まっている。

湖南衛星テレビでは現在も、「宮鎖連城」を放送中。同局では「本当に盗作の事実があるのなら、裁判所の決定に従う」としている。中国版ツイッターでは19日現在、3000万人を超えるネットユーザーが瓊瑤の訴えを支持している。（翻訳・編集/Mathilda）