Record China 2007年6月8日(金) 18時40分
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2007年6月6日、山西省臨汾市の山中で、32人の作業員を奴隷以下の扱いで働かせていたレンガ工場が警察に摘発された。全くの無給で強制労働をさせていた極悪非道ぶりは呆れ果てるものだった。
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2007年6月6日、山西省臨汾市の山中で、32人の作業員を奴隷以下の扱いで働かせていたレンガ工場が警察に摘発された。正規の手続きもせず、全くの無給で強制労働をさせていた極悪非道ぶりは呆れ果てるものだった。
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作業員は元農民で、昨年初めに河南省鄭州駅や陝西省西安駅にいたところを口車に乗せられ、連れてこられた。工場では朝5時から深夜まで働かされ、午前1時にようやく就寝。しかし冬でも暖房などなく、レンガの床にござを敷いただけのべッド。逃げ出さないように2人ずつ背中合わせで縛られているので、上向きで寝られない。一日3食とも蒸しパンと水だけ。野菜もおかずも全くなし。一年前に来た時の服のまま、風呂はもちろん歯磨きもせず、体についた汚れはヘラで掻き落とし暮らしていた。***
逃げ出さないように6匹の猛犬に番をさせ、監視員たちが鉄の棒を持って常に見張っていた。作業が遅いといっては殴られ、裸足で釜に入り、焼き上がったレンガを取り出していたので、作業員たちの体は殴られた跡と火傷でボロボロ。昨年末、ひどく殴られた1人がとうとう息絶えた。すると監視員は遺体をビニール布で巻き、山中に捨てたという。
警察は従業員を死亡させた容疑で監視員2人を逮捕したが、残る5人は逃走。現在行方を追っている。保護された作業員たちは治療後、順次帰宅させる予定だ。(翻訳・編集/WF)
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