韓国にはびこる「自殺社会病」、背景に「恥の文化」―中国メディア

Record China    2014年4月23日(水) 6時24分

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20日、楽しげな韓流ドラマとは裏腹に、韓国は先進諸国の中で8年連続で自殺率が最も高い。韓国人に根強い「恥の文化」などが原因だとみられている。写真は韓国・ソウル。

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2014年4月20日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)によると、韓国は先進諸国の中で8年連続で自殺率が最も高い。楽しげな韓流ドラマとは裏腹に、韓国人に根強い「恥の文化」や社会的ストレス、そして経済的要因が自殺の原因になっている。

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旅客船「セウォル号」の沈没事故で、多数の犠牲者・行方不明者を出した高校の教頭は救出された後に首つり自殺した。自殺による謝罪は韓国の文化的特徴であり、死ぬことで全てが終結し、俗世の悩みからも解放されると考えられている。

1995年の時点では、韓国の自殺率は他の先進国と比べて低い水準にあった。だが97年のアジア金融危機を境に急速に上昇し始め、その後は悪化の一途をたどっている。2012年の自殺者は1万4160人で、毎日39人が自ら命を絶っている。

かつては大学を卒業し、企業に就職すればゆとりのある生活が送れた。だが、現在の若い世代は「88万ウォン世代」と呼ばれ、月給88万ウォン(約8万7000円)を超えるのが難しいぎりぎりの生活を送っている。非正規雇用も増え、将来の展望が開けなくなっている。

自殺は名誉や面子(メンツ)を回復するための手段にもなっており、大義と世間体を守るための手段でもある。投身自殺した第16代大統領・盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏をはじめ、政界や経済界、教育界、芸能界などの著名人からも多くの自殺者が出ており、その影響による「ウェルテル効果」で自殺する人も後を絶たない。

韓国政府は増加する自殺を食い止めようと対策に乗り出しているが、その効果はいまだに出ていない。日本が1億3000万ドル(約133億円)を投じて自殺防止に効果を上げていることと比べると、韓国の関連予算は700万ドル(約7億1800万円)にすぎず、その取り組みは不十分だといえる。(翻訳・編集/岡田)

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