物乞い中に子どもが死亡、栄養失調か―河南省鄭州市

Record China    2007年6月9日(土) 11時30分

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2007年6月7日、河南省鄭州市の道端に物乞いをする母子がいた。母親は子ども2人を連れていたが、うち1人が突然亡くなってしまった。死亡原因は長期の栄養失調によるものと見られている。

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2007年6月7日、河南省鄭州市の道端に物乞いをする母子がいた。母親は子ども2人を連れていたが、うち1人が突然亡くなってしまった。

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母親は農村出身の36歳。6人家族で、生活が困難なため鄭州市に出てきた。父親はごみを拾い集めて売る仕事をしており、母親は7歳と1歳の子ども2人を連れて物乞いをしていた。この日もいつも通り街で物乞いをしていたが、7歳の子どもが動かなくなってしまった。

母親の話によると、7歳の子どもは5年前からてんかんを患っており、今まで治療に8万元(約128万円)もかけたが、お金はすでに底をつき、入院させることができなくなったのだという。しかし、医者によるとてんかんの死亡率は0.1%にも満たず、子どもが死亡したのはほかの病気の併発か長期の栄養失調が原因であると見られている。

鄭州市政府や慈善団体には生活支援システムがあるが、鄭州市の戸籍がないものは対象外だという。また、村の病院では状況によっては治療費が免除されるが、そのことを知らない農民も数多くいるという。(翻訳・編集/藤野)

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