中国人の間で日本への医療観光がブームに=高いレベル実感―日本華字紙

Record China    2014年4月23日(水) 23時59分

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22日、中国新聞網によると、日本華字紙・中文導報は、医療水準の高い日本で人間ドックなどの健康診断を受けようと来日する中国人富裕層が増えており、日本の医療ツーリズムの成長に一役買っていると報じた。写真は名古屋市・愛知医科大学病院。

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2014年4月22日、中国新聞網によると、日本華字紙・中文導報は、医療水準の高い日本で人間ドックなどの健康診断を受けようと来日する中国人富裕層が増えており、日本の医療ツーリズムの成長に一役買っていると報じた。

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人間ドックなどの健康診断は多くの医療機関で行われているものの、言語面などの問題から中国人に十分対応できる医療機関は多くない。しかし、代々木にある日中友好医院は中国語で対応できる日本人と中国人医師、スタッフのいる医療機関として2007年に開業し、国内外の中国人に広く認知されている。

また、東日本大震災での原発事故を契機に放射線医学が注目され、放射線治療を専門的に行っている放射線医学総合研究所(NIRS)の重粒子医科学センター病院のがん治療に関心を寄せる中国人が増えている。年750人の患者のうち、中国やフランス、イタリアなどからの患者も数十人いるという。

ある中国人夫婦は日本に桜を見に訪れるとともに、聖路加国際病院の予防医療センターで人間ドックを受診した。院内は清潔で、スタッフはみな親切なため、安心して検査を受けられたと話す。また、がん検診のために日本を訪れた別の女性は、数年前、上海で検査を受けたものの、はっきりした結果が得られなかった。昨年観光で日本を訪れた際に検査を受け、日本の医療機関の高いサービスレベルを実感し、それから検診はすべて日本で行うことに決めたという。

近年、日本では経済産業省が医療サービスの国際化を進めており、観光庁も医療ツーリズムなどによる観光立国を重要施策に掲げている。日本は再生医療や低侵襲医療、オーダメイド医療といった分野で国際的にトップクラスにあるほか、医療機関のサービスの質も高く評価されている。多くの専門的医療機関が国際医療サービスを始めており、日本の医療ツーリズムのさらなる成長が期待されている。(翻訳・編集/岡田)

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