Record Korea 2021年12月22日(水) 12時20分
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21日、韓国・マネートゥデイは、キンパを食べる男性が息子からの電話に「肉を食べている」とうそをつく動画が話題を呼んでいると伝えた。写真はキンパ。
2021年12月21日、韓国・マネートゥデイは、キンパ(韓国風のり巻き)を食べる男性が息子からの電話に「肉を食べている」とうそをつく動画が話題を呼んでいると伝えた。
クリエイターグループnscreenのYoutube公式チャンネルに15日、「うそをつく父親を見た市民の衝撃的な反応」というタイトルの動画が公開された。
動画は1人の中年男性が飲食店で、店員に「お金が足りない」としてメニューにはないキンパのハーフサイズを注文するところから始まる。店員は快諾し、少ししてキンパが到着。すると男性に息子から電話がかかってくる。男性は息子に対し「友達と肉を食べてるところだ。昨日も隣の家の人と肉も食べて、おいしいチキンも食べたよ」「父さんがご飯を抜いたことがあるか?ちゃんと食べてるさ。次の秋夕(チュソク・旧正月)には帰ってこいよ」などと、安心させるためのうそをつく。
電話を切った男性は自身の境遇を嘆くように涙を流す。会話を聞いていた他の客たちはみんな静まり返るが、数人がある行動に出る。ある客は男性の代わりにキンパとラーメンを注文し、男性に差し出した。また別の客は現金を渡した。男性が「大金だ」と返そうとしたが、「隣で電話を聞いていたら父親を思い出しました。本当に大丈夫ですから」と述べている。
実はこの動画はenscreenの社会実験コンテンツで、特定の状況を演出した後に市民らの反応を見守るというドッキリだった。動画を見た韓国のネッとユーザーからは「温かい動画をありがとう。そして勇気を出してくれた市民を尊敬」「政府家たちは国を駄目にし、国民を扇動して分裂させようとするけど、国民同士は温かい世界」「若者が熱い心を持っているのを見て、韓国の未来に希望が見えた。両親世代を代表して感謝する」など感動の声が続出している。
一方で、一部のユーザーは「人の気持ちをもてあそぶような実験はやめてほしい。『テッテレー!ドッキリでした』と言われたら、当事者はどれだけむなしいと思う?」「もし隣でこんなドッキリ撮られたら、キンパを投げたくなる」「同情心を利用して実験するなんて、国民を愚弄(ぐろう)してる」「しかも動画に広告も付けてるし…。善良な視聴者を利用してもうけるのがそんなにいい?」と企画自体に不満を示している。
この他「歳をとるにつれて両親のうそは増えるもの。言葉にしてなくても親孝行をしてあげるのが道理というもの」「成人して兵役を終えて就職して家庭を持って初めて父親の苦労を知った」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)
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