2014年4月23日、アクションスターのジェット・リーが、自身の基金会への寄付金を私的流用したと指摘されたことについて反論した。中国新聞社が伝えた。

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中国の政治評論サイト・四月網の公式中国版ツイッターが、今月22日に掲載した。ジェット・リーが代表を務めるチャリティー基金会「壹基金（One Foundation）」傘下の「深セン壹基金公益基金会」に寄せられた3億元（約49億円）を、ジェットが私的流用したと指摘したもの。この寄付金については、昨年4月に発生した四川地震での救援に寄せられたものだとしている。

これに対しジェットは23日、中国版ツイッターで声明文を発表し否定した。「僕は本当にものすごく『壹基金』に寄せられたお金を自分のものにしたい」と、衝撃的な書き出しが目を引いたこの声明文。「しかし、僕自身のサインや実印では何も動かせない。お金は銀行にあるんだけど、どうやって僕の口座に移せばいい？しかも、メディアや銀行にバレず、逮捕されずにお金を移せる方法があるなら、ぜひ教えてほしい」との問いかけが続き、私的流用は一切ないことを強調している。

ジェットのチャリティー基金会「壹基金」は2007年に設立された。2004年にジェット自身がスマトラ島沖地震・津波災害に現地で遭遇し、死の恐怖に直面したことが設立のきっかけだ。その後、ジェットは俳優業そっちのけでチャリティー活動に取り組んでおり、同基金会が実現してきた成果やその透明性について、一般社会からも高い支持を集めている。（翻訳・編集/Mathilda）