2014年4月23日、韓国・東亜日報によると、セヌリ党の権恩嬉（クォン・ウニ）議員は自身のフェイスブックで、「不明者の家族の感情をあおっている者がいる」と述べ、物議を醸した。同議員はその後、書き込みを削除し、謝罪している。

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権議員は先日、フェイスブックで「セウォル号の不明者の家族を、政府を侮辱し、公務員をののしるようあおりたて、最後にはいなくなる者たちよ。どうしてそんなことをするのか？」とコメント。

また、動画のリンクを張り、「この女性は密陽送電塔工事反対デモに参加していた人と同一人物。セウォル号の不明者の家族で、なおかつデモの参加者である確率は相当低い」とし、女性が犠牲者の家族を装っていると指摘した。

さらに「現場に混乱をもたらし、疑心暗鬼と極端な対立をつくり出すのは誰のためか？国民の悲しみを利用しているのは誰だ？ネット上の言論は誹謗（ひぼう）やデマ。皆さんは理性を持って対処してください」と書き込んだ。

しかし、権議員に疑われた女性は正真正銘の「不明者の家族」だったことが判明。論議が拡大し、同議員は書き込みを削除し「よく見ていなかった。申し訳ありません」と謝罪した。（翻訳・編集/北田）