中国SNSの微博（ウェイボー）で1日、「記者が代理出産の仲介業者を力いっぱい引っ張って警察につき出す」とするワードがトレンド入りした。

中国では代理出産が禁止されている。

話題になっている動画は、河南省のテレビ局の記者が、代理出産の仲介業者の関係者を直撃したもの。

記者は、体外受精が成功しなかった女性に対し、代理出産を仲介する手付金として2万元（約32万元）を受け取った上で、代理出産費用として法外な値段を要求してきたという仲介業者関係者を、女性とともに直撃。仲介業者関係者の腕をつかんで逃げられないようにした上で、「メディアのカメラを前にしてもう逃げられないぞ」「俺と出会ったのが運の尽きだ」などと言い、手付金をその場で女性に返金させ、さらに警察につき出した。

この記者について、ウェイボーユーザーからは「素晴らしい」「正義感満々」「ジャーナリストの模範」「人民の味方」「記者に盛大な拍手と（褒章のために個人に贈られる）錦旗を」などの感想が寄せられた。

また、「この後、仲介業者がどうなったのか続きが見たい」「仲介業者に厳罰を」との声も寄せられた。

中国では最近、人気女優のジェン・シュアン（鄭爽）が海外で極秘に2人の子どもを代理出産させ、さらに養育を放棄している疑いが浮上し、大きな話題となっている。（翻訳・編集/柳川）