Record China 2021年2月6日(土) 20時20分
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4日、韓国・ファイナンシャルニュースは「米アップルの『マスクでもロックを外せる』新機能はサムスンがすでに8年前から提供していたものだ」と指摘した。資料写真。
2021年2月4日、韓国・ファイナンシャルニュースは「米アップルの『マスクでもロックを外せる』新機能はサムスンがすでに8年前から提供していたものだ」と指摘した。
記事によると、アップルは米国時間の1日、マスクをつけたままFace IDでiPhoneのロックを解除できる「iOS14.5」開発者向けベータ版のソフトウェアを公開した。新しいソフトウエアをインストールすれば、アップルウオッチを付けた状態(※アップルウオッチが起動中でロック解除の状態)でマスクをしていてもロックを解除できる。
しかし記事は「韓国のサムスンは2013年に初めてスマートウオッチを発売した当初からすでに、スマートウオッチを付けた人がスマートフォンに近づくとロックを解除するオートロック機能を提供していた」と指摘。2015年にはグーグルと共にOSレベルでの提供が開始された。アンドロイドロリポップ以降のOSで、スマートロックを一度解除すれば、信頼できる機器(ウオッチなど設定されたブルートゥース端末)が周辺にある時にスマートフォンのロックが解除されるサービスを提供しており、これは握る・持つなど体の動きや信頼できる場所などでも使えるという。そのため「アップルが今回発表したサービスより便利に利用できる」と記事は主張している。
業界関係者は「iPhone13が出るまでは『マスクのため顔認識が使えない』と言われ続けることを見越して、ソフトウエアをアップデートしようというもの」とし、「アンドロイドではすでに広く施行中のサービスがiOSではまだ開発者テスト中であり、いつ一般公開されるか分からない状況」と話しているという。
これを受け、韓国のネット上では「アップルを特許権侵害の疑いで告訴して。これまでアップルにさんざんやられてきた手法」「アップル派が気に食わないのは、自分たちが作るまでその技術がなかったかのように扱うこと」など憤る声が上がっている。
一方で「アップルは何も新技術とは言ってない。もっと便利に解除できるようにしただけのこと」「8年も前に開発したのなら、なぜいつもアップルの後を追いかけてるの?」「技術で勝ったから何?それを組み合わせて新たな市場をつくるクリエイティブ精神、チャレンジ精神がなければ意味ない」などアップル擁護の声も目立つ。
サムスンに対しては「サムスンのロック解除技術は、便利な反面、誰にでも便利なのが短所。ペアリングさえできれば誰にでも解除できるからセキュリティーがぜい弱」「似たような技術は誰にでも作れる。大切なのはセキュリティーの強さ。サムスンは独自のOSもセキュリティーもない」とセキュリティー面のぜい弱性も指摘されており、中には「それサムスンの技術?いやアンドロイドの技術でしょ」とツッコむユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)
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