Record China 2007年6月10日(日) 6時1分
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2007年6月8日、チチハル市の動物園で生後13日のヘラジカの赤ちゃんが公開された。中国に生息する鹿科のなかでもっとも大きいヘラジカの人工飼育に成功しているのは、この動物園だけだという。
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2007年6月8日、黒竜江省チチハル市鶴城龍沙公園では、生後13日のヘラジカの赤ちゃん「宝宝(バオバオ)」が公開された。
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先月5月25日午前6時ごろ、妊娠240日目の母ヘラジカは無事に体重10kgの息子を出産した。龍沙公園はヘラジカの人工飼育と繁殖に成功している中国唯一の動物園である。***
ヘラジカは中国国家2級保護動物であり、国内に生息する鹿科のなかで最大のもの。中国語名は「駝鹿」、少数民族オロチョン族の呼び名は「ハンダハン」、日本では「ラクダジカ」とも呼ばれる。中国国内では大小興安嶺にわずか3000頭の野生のヘラジカの生息が確認されている。
ヘラジカの寿命は約20年。成長すると体長2.5mほどの大きさになり、立派な角を有する。昔は数万頭いたといわれるヘラジカの絶滅を防ぐために、龍沙公園は中国最大のヘラジカの繁殖基地として今後も研究努力を続けるとしている。(翻訳・編集/本郷智子)
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