2014年4月25日、環球時報によると、旅客船セウォル号の沈没事故について、韓国メディアは、乗客を置いて逃げた船員たちが責任逃れの言い訳を繰り返し、国民の非難を浴びていると伝えている。

【その他の写真】

韓国テレビ局MBCによると、救助された一等航海士は「最初に逃げようなどと思わなかった。浸水が進むなかで、私は船内の状況を確認するために階下に下りて行った」と、奮闘したことをアピール。しかし、事故調査委員会は、船員たちは「その場にとどまるように」との船内放送を流した10分後に、船からの避難を始めたと結論付けている。

また、イ・ジュンソク船長も「乗客には避難命令を下したので、船長の職責は果たした」と責任逃れを繰り返し、船長の弁護士も「船長が私物を取りに操舵室を離れたわずか10分足らずの間に悲劇が起きた」と述べているという。（翻訳・編集/北田）