中国企業がパプアニューギニアに都市を建設か、豪州が懸念「わずか50キロ」―仏メディア

Record China    2021年2月8日(月) 11時20分

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7日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国企業がパプアニューギニアに新しい都市を建設する計画を立てていると報じた。

2021年2月7日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国企業がパプアニューギニアに新しい都市を建設する計画を立てていると報じた。

記事は、オーストラリアABCの報道として、香港で登記している中国企業WYWホールディングスがおよそ390億豪ドル(約3兆1600億円)を投じて、パプアニューギニアのダル島に「ニューダルシティー」の建設を計画していると紹介。新都市はおよそ100平方キロで、工業地帯、港、商業地区、レジャー・居住地区を備える見込みだとしている。

そして、同社が昨年4月にパプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相に対してこの計画に関する書簡を提出したこと、都市建設計画が民間事業者による施設建設の後に公共に所有権を移転するBOT方式によって行われる予定であることを紹介し、同社側がダル島を管轄する西部州の代表者とすでに初歩的な議論を開始したことを明らかにしたとする一方、マラぺ首相の報道官がABCに対して「首相はこの件を知らない」とコメントしたことを伝えた。

また、英紙ガーディアンはこの件について、ダル島がオーストラリアのサイバイ島からわずか50キロ、本土から200キロ足らずの位置にあることから、オーストラリア国内で憂慮の声が出ていると紹介し、ピーターダットン内務相が「パプアニューギニア政府とこの件について議論を行うことを期待する」と発言するとともに、両国関係が極めて密接であることを強調したと報じた。(翻訳・編集/川尻

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