独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは7日、「Clubhouseがなぜ中国で人気に？」と題し、米国発の招待制音声SNSアプリ、Clubhouse（クラブハウス）について「中国のネット上での招待券販売価格は50～400元（約800～6500円）に達している」との記事を掲載した。

Clubhouseをめぐっては、8日夜に中国本土で利用できなくなったことが報じられており、これに先立つドイチェ・ヴェレの記事は、「TwitterやFacebook、YouTubeを含む西側の多くのSNSプラットフォームが中国で遮断されている。中国政府のインターネットコンテンツに対する検閲は極めて厳格で、共産党の執政の権威を損ねる可能性のあるコンテンツはすべて削除される」などと指摘し、今月7日までの状況として、Clubhouseを利用するのに必要な招待券は中国のネット上で50～400元の値が付いていると紹介した。

この他、新疆ウイグル自治区の再教育キャンプや台湾独立、香港の国家安全維持法などについて議論されていたことにも言及。「近年、中国当局のネットに対する管理はますます厳しくなっていて、中国国内で禁止されるアプリやサイトの範囲は広がっている」と指摘した。（翻訳・編集/野谷）