Record China 2021年2月15日(月) 6時0分
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中国青年報は12日、中国では過去5年間で高速鉄道路線の総延長が2倍になったと紹介する記事を発表した。
中国青年報は12日、中国では過去5年間で高速鉄道路線の総延長が2倍になったと紹介する記事を発表した。高速鉄道網が「密」になるにつれ春節時期の混雑も緩和され、人々はまっしぐらに故郷を目指すことができるようになったという。
12日の春節(旧正月)を目の前に控えた8日には、江蘇省徐州市と同省連雲港市を結ぶ全長185キロの徐連高速鉄道が正式開業した。同路線の開業により、臨海都市である連雲港市から、徐州を経由して甘粛省蘭州市や新疆ウイグル自治区のウルムチ市を結ぶまでの全長3422キロの高速鉄道路線が完成した。
2020年末時点での中国における高速鉄道路線の営業キロは3万8000キロで、15年末時点での1万9000キロの2倍になった。
高速鉄道網の「目」が細かくなるほど、人々が他の都市に訪れる“リズム”や生活様式が変化してきた。例えば河南省では「米の字形」の高速鉄道網が形成されたことで、人々が日常的に旅行するようになり、春節にともなう鉄道利用の集中が緩和されたという。
中国では「鉄道の乗車券1枚を入手するのも困難」と言われた時期があった。しかし今では、鉄道でも電子チケットが普及しつつあり、高速鉄道の全ての路線と、在来線でも主要な幹線では、チケットをネットで購入し、顔認証により駅では“秒速入場”が可能だ。さらに、携帯電話で各地の特色ある車内食を予約することもできる。
記事は、中国の高速鉄道網建設の現状について、隣接する大都市と中都市については基本的に、1~4時間の交通県内に入ったと紹介。都市群が形成されている場合には、その構成要素である各都市は、ほぼ0.5~2時間の交通圏内に入った。
中国が目指していた南北8路線と東西8路線からなる全国の高速鉄道網は基本的に形成された。しかし鉄道建設はさらに続き、35年までには鉄道全体の営業キロは20万キロ前後で、うち7万キロ前後は高速鉄道路線となる。人口20万人以上の都市すべてに鉄道路線が通じ、人口50万人以上の都市は高速鉄道が通じると言う。(翻訳・編集/如月隼人)
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