元交際相手との訴訟問題が注目される中国の俳優ウー・ショウポー（呉秀波）について、中国メディアではウー・ショウポーの関係者の話として、今後の俳優復帰はないかもしれないと報じている。

ドラマ「三国志～司馬懿 軍師連盟～」や「天命の子～趙氏孤児」などで知られる俳優ウー・ショウポーに、20歳年下の女優との不倫疑惑が持ち上がったのは2018年のこと。女性がSNSを通じて告発したのがきっかけで、「最もステキなおじさん」と幅広い世代から大人気だったウー・ショウポーのイメージが大きくダウンすることとなった。その後、2019年11月に女性が恐喝容疑で公安局に身柄を拘束される騒ぎとなっている。

ニュースサイト・新浪（SINA）の報道によると女性は2018年に、7年間続いた関係を一切口外しない約束で、手切れ金としてウー・ショウポー側から合計1100万元（約1億8000万円）を受け取っていた。しかしその後、女性から金銭の要求が続いたことでウー・ショウポー側が公安局に訴え出る騒ぎに発展。18日、北京朝陽区の裁判所で女性の恐喝罪をめぐる裁判が行われ、懲役3年、執行猶予3年の判決が下っている。

新浪ではウー・ショウポー側が女性の将来を考慮して、減刑を希望すると申し出たと報じている。このほか、ウー・ショウポーの関係者の話として、俳優には復帰しないとのコメントも報道している。スキャンダルの影響で2019年以降は出演作が途絶えているウー・ショウポーだが、実力ある俳優だけに、ネットユーザーからは「事実ならあまりにも惜しい」との声も上がっている。（Mathilda）