日本絡みで「攻撃」の韓国団体、中国からの「攻撃」には「人権侵害」と主張―中国メディア

Record China    2021年2月22日(月) 8時40分

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韓国の民間団体が、中国人が韓国文化を紹介するサイトに、「実は中国文化」とする書き込みを投稿していることは「世界人権宣言」に違反などとして、「阻止」を求める署名集めを始めた。

韓国の民間団体であるVANKが、中国人が韓国文化を紹介するサイトに、「実は中国文化」とする中国人による書き込みが大量に投稿されていることは「世界人権宣言」に違反するなどとして、「阻止」を求める署名集めを始めた。VANKはこれまで、「日本海」の表記を巡り大量のメールを掲載サイト側に送りつけて「東海」の名称に変更させるなどの行為を繰り返してきた。中国青年報がSNSを通じて20日付で報じた。

VANKは「韓国の正しい姿」を世界に広めると称して活動している団体で、地理上の「日本海」の呼称は、韓国側の呼称である「東海(East Sea)」に改めねばならないとする運動などを繰り返してきた。その手口は、大量のメールを送り付けるなどで、中国青年報によると、VANKの主張に屈して「日本海」の地名を変更した米国のポータルサイトは、「韓国の“地理活動家”の意見を認めたわけではないが、VANKのメール攻撃には耐えられなかった」と説明したという。

VANKは19日、「中国ネット民による、韓国文化についての人種差別主義サイバーテロ攻撃を止めよう」と称して署名集めを始めた。署名集めの理由については、韓国人芸能人が画像掲載サイトのインスタグラムに、韓服(韓国伝統服)を着用して旧暦新年を祝う投稿をしたところ、中国のネット民から「中国の伝統服を好んでくれてありがとう」などと、韓国文化を軽蔑する投稿が大量に寄せられたことなどを挙げた。

VANKは、「中国の一部ネット民は理不尽にも韓服やキムチは中国起源と主張しており、韓国人ネット民や団体に対するコメント攻撃はネット上の暴力であり、他国が固有文化を享受する権利を甚だしく侵害する人種差別攻撃」と主張した。

VANKはさらに、「世界人権宣言」第27条は「すべて人は、自由に社会の文化生活に参加し、芸術を鑑賞し、及び科学の進歩とその恩恵とにあずかる権利を有する」と定めているとも主張した。

(翻訳・編集/如月隼人

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