韓国ドラマは新鮮味を失い世界的に没落、代わって中国ドラマが大躍進―中国メディア

Record China    2021年2月24日(水) 1時10分

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中国の情報サイトである快資訊は韓国で制作されたテレビドラマ、いわゆる韓ドラは人気を失い、現在では中国の時代劇が世界で最も好まれていると主張する記事を掲載した。グーグル検索を利用して調査した結果という。

中国の情報サイトである快資訊は20日、ロシアメディアの記事を引用して、韓国で制作されたテレビドラマ、いわゆる韓ドラは人気を失い、現在では中国の時代劇が世界で最も好まれていると主張する記事を掲載した。

記事によると、専門家が大手検索サイトのグーグルを利用して、世界各国で制作されたテレビドラマの人気を調べたところ、中国のドラマが最も歓迎されていたという「驚くべき結果」が判明したという。

記事はさらに専門家による「韓ドラの物語のパターンは固定されている。それを熟知するようになった世界各国の視聴者は、何の新鮮味もなくなった。従って、韓ドラが没落するのは必然の結果だった」とする見方を紹介した。

中国のドラマで海外の視聴者に人気があるのは「時代劇」という。記事は、「わが国には5000年の歴史がある。それぞれの時代には異なる風貌がある。テレビドラマを通じてそれらを完全に出現させられる」と主張。さらに、中国には急速に経済力をつけたという状況も加わり、「その他の国は地域や経済、歴史などの要素の制約があり、そのような(中国のような)テレビドラマを撮影することは、全くできない」と論じた。

さらに、中国のドラマが武術家や修行者を扱ったり、ファンタジーに満ちた作品など内容が豊富であることも、韓国やさらに日本のドラマにもない特徴とした。また、韓ドラはユーチューブでは視聴ができないが、中国のドラマはユーチューブで、しかも無料で視聴できる点も、有利な点と論じた。

記事は、中国ドラマは現在も急激に発達しつつあると象徴。没落しつつある韓ドラに比べて、中国は時間をかけてよい作品をさらに多く制作していくことになるとの見方を示した。

記事は、「テレビドラマは国のソフトパワーの重要な構成要素」とも指摘。中国ドラマが海外で大人気であることは、西側国家が中国について抱く「紋切型」のイメージを変更することにつながるとの見方を示した。また、中国では人々の生活水準が向上しているために、テレビドラマに対する要求も厳しくなって作品のレベルが向上していることも、海外市場の開拓には有利と主張した。

記事は最後の部分で、米国は第2次世界大戦後に世論に対する宣伝で、自己の影響力を拡大したと指摘。その際には、メディアの放送を通じて自らが「先進的である」ことを拡散し、多くの国に影響を与えたと主張。中国もテレビドラマやドキュメンタリーで自らの文化を拡散し、世界に「感化」という影響を与えるべきと主張した。(翻訳・編集/如月隼人

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