anomado 2021年2月22日(月) 20時50分
拡大
春節(旧正月)期間に世界新記録を樹立するなど、好調が続く中国映画市場だが、最新作の海賊版が早くもネット上に登場し、激安のセット価格が映画界に打撃を与えている。
国家映画局が18日に発表したデータによると、旧暦大みそかの今月11日から17日までの春節期間で、全国の映画興行収入は78億2200万元(約1280億円)に。過去最高だった2019年の59億元(約964億円)を大きく上回り、「1日当たりの映画興行収入」および「週末の映画興行収入」で世界新記録を樹立した。
数字を大きくけん引しているのが二つの作品で、人気コメディアンのジア・リン(賈玲)の初監督映画となる「你好、李焕英」と、人気シリーズ最新作で妻夫木聡ら日本人キャストも多数出演する「唐人街探案3」(僕はチャイナタウンの名探偵3)。21日午後のデータでは、いずれも興行収入が40億元(約653億円)を突破しており、歴代興行収入ランキングの5位と6位に入っている。
昨年の春節期間は新型コロナウイルスによって映画館が一斉閉鎖された。今年は打って変わって好調に沸く中国映画界だが、春節に公開された新作映画の海賊版が次々とネット上に出現している。そのほとんどが映画館で撮影された品質の悪いものだが、中には1080Pのフルハイビジョン画質の動画も。しかも、VIP会員になれば8.88元(約150円)で新作6本セットが見られる激安パックまで登場している。
中国電影科学技術研究所の調べによると、高画質の映像は映画館内で固定カメラで撮影されたものと断定できるといい、映画館の協力を得て撮影が行われた可能性が高いという。なお、「你好、李焕英」のジア・リン監督は17日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)を通じて海賊版に手を出さないよう呼び掛け、「唐人街探案3」の公式アカウントも18日、ウェイボーを通じて海賊版の通報を求めている。(提供/華流・anomado)
この記事のコメントを見る
人民網日本語版
2021/2/22
Record China
CRI online
2021/2/19
anomado
2021/2/21
2021/2/20
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る