女優のNanaと人気アイドルが中国軍兵士を賛美、「統一戦線工作の片棒を担ぐ」と批判が再燃

Record China    2021年2月22日(月) 23時20分

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台湾出身のチェリストで女優のNanaや、歌手で俳優のライ・グァンリンがSNSで中国人民解放軍を賛美したことが、統一戦線工作の片棒を担いでいると批判を浴び、再び物議を醸している。

台湾出身のチェリストで女優のNana(ナナ/欧陽娜娜)や、歌手で俳優のライ・グァンリン(頼冠霖)がSNSで中国人民解放軍を賛美したことが、統一戦線工作の片棒を担いでいると批判を浴び、再び物議を醸している。

中国人民解放軍の機関紙が19日、昨年6月にインドと中国の国境にある紛争地帯で発生した軍事衝突で、解放軍の兵士4人が死亡したことを初めて明らかにした。これを報じた共産党機関紙・人民日報による中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の投稿を20日、Nanaがシェアし、「祖国の山河は一寸も失ってはならない」のハッシュタグをつけ、兵士たちを「英雄」と称えるメッセージを投稿した。

同じく20日、韓国のアイドルユニットWanna One出身のライ・グァンリンも、このニュースを報じる国営テレビ・中央電視台(CCTV)のウェイボー投稿をシェアし、同じハッシュタグで兵士たちを称えている。

2人の投稿内容を台湾メディアが大きく報じており、ネット上では中国共産党による統一戦線工作の「片棒を担いでいる」、または「いいように利用される哀れな若者」といった批判の声が噴出している。

中国を拠点に活動し、その愛国発言がたびたび批判を浴びているNanaだが、最初に注目されたのは2019年3月。ウェイボーで自身のルーツは江西省だと語り、「中国人であることが誇らしい」と投稿。8月には香港での民主化運動の最中、抗議活動を乱暴な方法で阻止しようとする香港警察への支持を表明した。また、昨年は国慶節(建国記念日)に放送された国営テレビの特別番組で、愛国ソング「我的祖国」(私の祖国)を歌ったことも話題になった。

同じく中国を拠点に活動するライ・グァンリンについては、昨年11月に路上での喫煙&つば吐きがカメラに捉えられ、深刻なイメージダウンとなった。今回の解放軍兵士への称賛コメントについて台湾のネット上では、「汚名返上のために必死」と嫌悪感を示す声も多く上がっている。(Mathilda

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