韓国人の愛国心が過去最高水準に=韓国ネット「今やどこへ行っても先進国民として誇りを持てる」

Record China    2021年2月25日(木) 19時20分

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韓国行政研究院がコロナ禍の2020年9~10月に実施した調査によると、韓国民の愛国心は現在、過去最高水準の高まりを見せている。韓国式の防疫が海外から評価されたことが理由とみられている。写真はソウル。

2021年2月21日、韓国メディア・ニュース1によると、新型コロナウイルスという未知の感染症が猛威を振るった2020年、韓国では国民の愛国心が高まりを見せている。

韓国行政研究院が2020年9~10月に満19歳以上の男女8336人を対象に実施した「2020年社会統合実態調査」の結果、「韓国人であることを誇りに思うか」という質問に対する回答は平均3.1点(選択肢は1~4点)であり、前年に比べて0.2点上昇した。

これは調査が開始された13年以降最高の数値であり、13年と18年の3.0点を上回った。

その理由について記事は「韓国内における新型コロナウイルス感染者数が欧州や米国などの国々よりもはるかに少なく、ドライブスルー形式の検査をはじめとする“K防疫”体制が、海外から大きく評価されたことによると思われる」としている。

また韓国における民主主義の水準に対する評価は5.7点(選択肢は0~10点)で前年よりも0..4点上昇し、政治(4.5点)と経済(4.4点)の状況についても、それぞれ0.4点と0.3点の上昇を見せ、最高値を記録した。

さらに政府(中央政府・地方政府・地方議会)と国民との疎通に対する評価も前年より向上し、地域(市・道・郡・区・邑・面・洞)への帰属意識も高まりを見せているという。これについては「コロナ禍において地方政府の役割が目立ったためと思われる」と記事は分析している。

一方で、幸福度や仕事の価値については評価が下がった。幸福度は6.4点(選択肢は0~10点)で前年よりも0.1点、仕事の価値は6点で0.2点低下した。生活への満足度は前年と変わらず6点であった。

回答者自身の経済状況についての評価も悪化した。経済安定度の評価は平均4.8点(選択肢0~10点)で前年を0.2点下回り、今後の展望性についても平均5.4点と0.1点低下した。

健康状態に対する評価も全体で平均3.6点と前年を0.1点下回ったが、これは60代以上における数値が悪化したことによるもので、他の年齢層には差がなかったという。

この記事に対し韓国のネットユーザーからは、「今やどこへ行っても先進国(の国民)として誇りを持てる」「韓国のレベルは今、過去のどの時代よりも高い」「保守側のメディアは韓国が滅びるような言い方をしているが、真逆の結果だな」「韓国が先進国かどうかはともかくとして、苦しい時期も皆で助け合えば乗り越えられると信じられるこの国を誇りに思う」「大統領の選択がよかった。今後も賢明な選択ができると信じてる」など、愛国心の高まりに賛同するコメントが多く寄せられた。(翻訳・編集/丸山

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