Record China 2021年3月2日(火) 11時20分
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1日、環球時報は、中国中央テレビが14年ぶりに日本のアニメを放送したことについて、日本の華字メディアが「日中関係改善の兆し」と評したと報じた。
中国中央テレビが14年ぶりに日本のアニメを放送したことについて、日本の華字メディアが「日中関係改善の兆し」と評した。1日、中国紙・環球時報が報じた。
記事は、先月13日より中国中央テレビ(CCTV)にて日本のアニメ作品「はたらく細胞」の第1シーズンが放送を開始し、中国国内のネット上で大きな話題になったと紹介した。
その上で、日本の華字メディア・東方新報の報道を引用。中国では1980年代に各テレビ局が積極的日本のアニメ作品を放送し、「鉄腕アトム」や「一休さん」などの作品が当時の中国の子どもたちに広く愛されたとする一方で、21世紀に入ると中国国内で国産アニメを発展させるべきとの声が高まったほか、日中関係の悪化も重なったことで日本アニメ作品は中国のテレビから徐々に姿を消していき、2007年以降、CCTVは日本のアニメを一切放送しなくなったと伝えた。
そして、14年ぶりの日本アニメとしてCCTVで「はたらく細胞」が放送されたことについて、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって健康や疾病に対する注目が高まる中で、同作品が子どもたちに免疫や疾病予防などの知識を伝える教育的な意味を持っていると判断されたとの見方を示すと同時に、中国のメディア関係者からは「中国政府が日本を重視している姿勢の表れだ」との意見も出ているとした。
記事は、同作品をテレビで見た中国のネットユーザーの多くが「久しぶりに日本のアニメをテレビで見て感動した」「さすがは日本のアニメ、作画が非常に細やか」などポジティブな感想を残していると紹介した。(翻訳・編集/川尻)
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