BTS以外は難しい?韓国の兵役法改正案の問題点は=韓国ネット「厳しくて当然」「なぜ免除ではないの?」

Record China    2021年3月3日(水) 10時20分

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1日、韓国・YTNは「軍隊入隊を延期できるようにする兵役法改正案の立法が予告され韓国芸能界で歓迎ムードが漂う中、対象者の条件について懸念の声が上がっている」と伝えた。写真はBTS。

2021年3月1日、韓国・YTNは「軍隊入隊を延期できるようにする兵役法改正案の立法が予告され韓国芸能界で歓迎ムードが漂う中、対象者の条件について懸念の声が上がっている」と伝えた。

記事によると、大衆文化芸術人に対する兵役延期問題は、BTSのビルボードの成果を基点に急浮上した。昨年末には兵役法改正案が国会の本会議を通過し、今月23日に立法が予告された。大衆文化芸術分野優秀者の範囲は「文化勲章または文化褒章を受けた人」と規定されたという。そのため、2018年に文化勲章を受けたBTSは、兵役延期が可能だとみられている。

しかし記事は「BTS以外の人が同様の恩恵を受けることは難しい状況だ」とし、「法案に則ると30歳前に勲章を受けなければならず、これまでの前例からそれは容易ではない」と指摘している。文化勲章を受けた歌手のうちBTSは最年少で、同じくビルボードにランクインしたPSYは34歳の時に受章しているといい、「BTSのための『ワンポイント兵役法』」と指摘する声も上がっているという。

これを受け、韓国軍当局は「他分野との公平性などを考慮して慎重に検討しなければならない」との立場を示している。一方、韓国文化体育観光部は「韓流の持続発展がさらに急がれる」として即答を避けたという。

なお、兵役法改正案は4月5日までに国民の意見をまとめた後、今年6月から施行される。

韓国のネット上では「BTSレベルなら認める」「男だからBTSに興味はないけど、BTSは兵役の恩恵を受けるべき。外貨を稼いでるし国の地位も高めてくれてる」「規定は厳しくて当たり前で、だからこそBTSが適格。下げたら誰でも恩恵を受けられるようになってしまう」など改正案に対して賛同意見が多く集まっており、一部からは「なぜ兵役免除ではなく延期なの?」「スポーツ選手はよく分からない国際大会で優勝しても兵役免除されるのに、BTSはなんで駄目なの?」と指摘する声も上がっている。

その他「もしBTSが軍隊に行ったら、その部隊は贈り物のチョコパイであふれてしまう」「それより飲酒運転法や少年法を改正して」「BTS本人は軍隊に行くって言ってるんだよね?どうか政治に利用しないで。軍の服務は神聖視されるべき」などの声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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