天津大学によると、同大の生物情報センター長である高峰(ガオ・フォン)教授のチームは分子動力学シミュレーションにより、SARSコロナウイルスと新型コロナウイルスがヒトの受容体の異なる温度における結合の特徴の差を明らかにし、薬品開発に有益な指導・参考を提供した。この研究は2月22日、生物情報学分野のトップ学術誌「Briefings in Bioinformatics」にオンライン掲載された。科技日報が伝えた。
高氏のチームは分子動力学シミュレーションにより、選ばれた異なる温度における新型コロナウイルスのRBDのRMSF(Root Mean Square Fluctuation)がいずれもSARSウイルスより小さく、コンフォメーションの分布がより集中していることを発見した。これは新型コロナウイルスのRBD構造がより安定的であることを意味する。
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