東日本大震災から10年、知っておくべき数字―独メディア

Record China    2021年3月10日(水) 15時20分

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8日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、東日本大震災から10周年を迎えるに当たり、各種データから同震災の深刻さを改めて紹介する記事を掲載した。

2021年3月8日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、東日本大震災から10周年を迎えるに当たり、各種データから同震災の深刻さを改めて紹介する記事を掲載した。

記事は「日本で近現代史上最も深刻な自然災害が発生してから10年を迎えようとしている。この災害の深刻さを残さず描写することは今なお難しいが、いくつかの数字よって説明することはできる」とし、震災にまつわるデータを紹介している。

また、地震について、今から10年前の3月11日午後2時46分に発生し、宮城県から東北におよそ130キロ地点、深さ24キロの海底を震源とし、地震の規模は記録が残る中で最強クラスのマグニチュード9.0を記録したと紹介。この地震により日本の本州が東に2.4メートル移動し、地球の軸も10センチメートルほどずれたと言われていることを伝えた。

そして、巨大地震が巨大な津波を引き起こし、30分後には日本の海岸に到達し始めたと説明。当時の気象庁による観測データでは9.3メートルの津波が襲ったとされたが、岩手県大船渡市の建築物に残された津波の跡からは、16.7メートルもの高さに達していたことが分かっているとした。

その上で、巨大な地震と津波により20年12月現在で1万5899人の死亡が確認され、2527人がなおも行方不明者となっていると紹介。死者、行方不明者の大半は津波の被害によるもので、福島、宮城、岩手の東北3県に集中していたと伝えている。

さらに、震災により発生した福島第一原子力発電所の放射性物質漏れにより、同発電所から半径20キロメートル以内の立ち入りが規制されたと指摘。12年5月時点で16万4865人が自主的、強制的な避難を余儀なくされ、昨年時点でもなお3万6811人が避難を続けているとした。また、10年の浄化作業を経てもなお福島県の2.4%に当たる地域に立ち入ることができず、その面積は337平方キロメートルに及ぶと紹介した。(翻訳・編集/川尻

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