中国メディアの新京報は9日、「広東省の市場で盗まれたかもしれない猫が売られている」との情報が寄せられ、地元当局が猫を保護したことを報じた。

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記事によると、あるネットユーザーが7日、「広東省江門市蓬江区の遠匯家畜取引市場で猫が取引されている。一部は盗まれたペットの猫かもしれない」との情報を寄せた。記事はさらに、動物愛護ボランティアの一人から「6日に上海在住の飼い主が自分の猫がいなくなったことに気付き、猫に付けた追跡装置の情報から遠匯家畜取引市場が最終的な位置だと確認した」との話を聞いたと説明。7日昼頃に市場を訪れた愛猫家の男性は問題の店にあったケージの中に合わせて約300匹とみられる猫と犬がいたこと、首輪を付けた猫も確認できた他、除毛や食肉処理に使う道具が置かれていたことを指摘したという。

この件について、区は区の関連部門が猫235匹を別の場所に移して世話をしていることを発表しており、記事は市公安局の関係者から「猫の出所など詳しい状況は調査中」「現時点で食用かどうか確定はできない」との説明を受けたことも伝えた。また、弁護士が「猫は食用動物リストに含まれていない」と指摘したことも紹介している。（翻訳・編集/野谷）