アマゾンで販売好調な中国勢、在中外国人が語る「中国製」外交―中国紙

Record China    2021年3月17日(水) 5時20分

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中国紙・環球時報は10日、「アマゾンでトップクラスの売り手の約半数は中国から、在中外国人が語る『中国製』外交の台頭」と題し、米誌ニューヨーカーに掲載された文章の内容を紹介した。資料写真。

中国紙・環球時報は10日、「アマゾンでトップクラスの売り手の約半数は中国から、在中外国人が語る『中国製』外交の台頭」と題し、米誌ニューヨーカーに掲載された文章の内容を紹介した。以下はその概要。

アマゾンのサイトで「ランニングシューズ」を検索し、価格を30ドル(約3300円)前後に下げて最初の数ページを開くと、これまで聞いたことのないさまざまなブランドが目に入る。データ分析企業によると、アマゾンでトップクラスの売り手の約半数は中国からだ。中国の売り手が商品ページで自身の所在地を宣伝することは少ない。実際のところ、これらブランドは中国四川省成都市にある企業の傘下ブランドだ。経営者の李氏は昨年、「米国市場の開拓問題を改めて考えている」と語った。

昨年4月26日、成都ではすでに新型コロナの感染拡大が抑え込まれていた。だが経済的な悪い結果ははっきりし始めていて、李氏はその1カ月前に従業員を50人減らした。これは同社の成都の全従業員の3分の1に当たる数だ。

この会社は売り上げの70%を米国が占めており、中国市場では販売していない。李氏にとって解決策は明らかだったようだ。それはつまり「中国の消費者に商品を売って米国市場で負うリスクを減らす」ことで、李氏は「中国では多くの事が感染症の深刻な影響を受けていない。例えば物流だ」と説明した。

米中関係の悪化に関し、多くの成都市民の反応はこれまでと変わらないようだ。李氏は米国に対して強い意見は持っていないという。関税が上乗せされた後、李氏はアマゾンでの販売価格を15%引き上げただけだ。「関税は米国の消費者が負担」しているのだ。

昨年3月、感染症が米国に影響を与え始めたばかりの頃、李氏の会社は毎日の生産を500足に縮小した。現在は2000足に増やし、正常なレベルに近付いている。

7月初めに李氏は「国内の競争も激しすぎる」と中国での販売計画を放棄したことを私に告げた。「米中関係の緊張が業務に影響を及ぼす可能性は低い」というのが李氏の認識だ。わずか3カ月で李氏のリスクに対する考えは完全に逆転し、今では「米国の感染症対応の不十分さが会社の販売に有利になるかもしれない」と考えている。李氏は「米国の消費者は店に行くのを恐れてネットでの購入を希望している」と指摘した。

9月、李氏は「販売は依然順調だ」と語った。李氏の靴は米国のホリデーシーズンでの販売が過去最高を記録し、2020年の売上は前年に比べ約15%伸びたという。(翻訳・編集/野谷

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