日本を「すしの国」と呼ぶのは差別になるのか?独サッカー解説で論争―中国メディア

Record China    2021年3月11日(木) 23時20分

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中国メディアの観察者網に10日、「日本を『すしの国』と呼ぶのは人種差別か、独サッカーの試合解説が論争呼ぶ」と題する記事が掲載された。写真はすし。

中国メディアの観察者網に10日、「日本を『すしの国』と呼ぶのは人種差別か、独サッカーの試合解説が論争呼ぶ」と題する記事が掲載された。

記事によると、「すしの国」発言があったのは、ブンデスリーガ2部のアウエ対ハノーファー戦(6日)。昨夏、ハノーファーに移籍した室屋成のプレーをめぐってスカイ・スポーツのヨルク・ダールマン氏が口にしたこの言葉が試合後に大きな論争を巻き起こした。

ネット上には多くの独サッカーファンが「日本を『すしの国』と呼ぶことには人種差別的な意味がある」という批判的なコメントを寄せ、ダールマン氏の解雇を求める動きすらあったという。一方、ダールマン氏はインスタグラムで「私が日本を『すしの国』と言ったことはそれほど深刻なことなのだろうか。私はこれが人種差別とは思わない」と主張し、「『すしの国』は中間的な言葉にすぎず、ドイツを『自動車の国』、英国を『サッカーの国』と呼んでいるのと同じだ」と強調した。

記事は「納得できないのはダールマン氏だけではない」とし、「日本のネットユーザーも『すしの国』がネガティブな意味を持つとは受け止めておらず、逆に一部からは『すごくポジティブ。日本の飲食文化をPRするものだ』との考えが示された」と紹介。このほか、あるネットユーザーが「欧州は移民社会。外から来た人のアイデンティティーの問題にはもともと敏感だ」として「『すしの国』にマイナスの意味はないかもしれないが、文脈的に日本サッカーへの軽視が含まれていたため人々の反発を引き起こした」と総括しているとも伝えた。(翻訳・編集/野谷

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