英国の医師がコーヒーにはゴキブリが含まれていると発言し、物議を醸している。英メディアの報道を引用して、環球時報が伝えた。

報道によると、医師のKaran Raj氏はこのほどSNS上に動画を投稿。動画では、「コーヒーを飲むと、同時にゴキブリも摂取していることになる」「スーパーなどで販売されているコーヒーの粉には、一定の割合でゴキブリやほかの昆虫が混入している。完全に処理することができないのでコーヒー豆と一緒に焙煎して挽くしかない」と説明し、「タンパク質は含まれるが、ゴキブリにアレルギーがある人はコーヒーを避けた方が良い」などとしている。

同氏の動画は中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でも紹介され、ネットユーザーからは「えっ！？」「知りたくなかった知識（泣）」「これからコーヒーとどう向き合えばいいのか」「コーヒーよ、さようなら」「工場で色んな虫が混入してるんだろうな」「小麦にも虫の死骸が混入することはよくあるらしい」といった声が上がった。

なお、2009年には米モンタナ大学のDouglas Emlen教授も「コーヒーの粉からゴキブリの痕跡が見つかった」と発表している。また、米食品医薬品局（FDA）は、コーヒー豆の中に潜り込んで排せつや脱皮をする「コーヒーノミキクイムシ」が最も混入する可能性が高い害虫だと指摘しているほか、昆虫だけでなく、カビや真菌、たばこの吸い殻、ほうきのわらなどの異物によっても汚染される可能性があるとしているという。（翻訳・編集/北田）