中国で延べ6498万人に新型コロナワクチン接種、集団免疫獲得はいつか?―中国メディア

人民網日本語版    2021年3月18日(木) 14時0分

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中国では、3月14日までに延べ6498万人が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。資料写真。

中国では、3月14日までに延べ6498万人が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。科技日報が伝えた。

「われわれの最終目標は、全ての人々の健康が効果的に守られることだ」。3月15日、国務院共同対策メカニズムは国務院新聞弁公室で記者会見を行い、中国国家衛生健康委員会の李斌(リー・ビン)副主任が新型コロナウイルスワクチンの接種作業の推進について詳しく説明した。

では、大多数の人々が感染しやすい新型コロナウイルスは、どのくらいの数のワクチンを接種すれば収束するのだろうか。

中国疾病予防管理センター免疫計画の首席専門家である王華慶(ワン・ホアチン)氏によると、集団免疫の獲得はワクチンの保護効力及び人々の接種率と大きく関係する。天然痘の撲滅には、約85%の人々の免疫獲得が必要だった。感染力がより強い麻疹(はしか)を阻止するには、95%の人々の免疫獲得が必要だ。

新型コロナウイルスに対しても、学業や仕事、生活を通常の状態に戻すには、新型コロナワクチンの接種によって免疫の防壁を形成することが必須だ。

天然痘や麻疹の経験と照らし合わせると、現在中国ではすでに延べ6498万人が接種を受けており、これは良いスタートだと言える。だが、免疫力形成のための余地はまだ大きい。

では、ワクチンの生産量は確保されているのだろうか。

工業・情報化部党組織メンバーでチーフエンジニアの田玉竜(ティエン・ユーロン)氏は、「現在までに6000万人以上の接種を完了したことから判断すると、国内企業の生産能力は現在の需要を割合良く満たしている。これと同時に、我々は外国への援助や輸出で良い反響を得ており、国際的需要を支援している」と語る。

中国国内のワクチン生産企業は生産能力の拡充を続けており、これによって生産量も徐々に増加する。これは中国の制度的優位性、工業動員能力、企業の効率的組織力の優位性を示している。春節(旧正月、今年は2月12日)連休期間中も、ワクチン生産企業は休日出勤と時間外勤務で対応し、一分一秒を争って限界まで生産を続けた。

田氏は、「現在の生産計画に従い、すでに生産需給の動的確保メカニズムを構築した。接種需要の精確な推計、段階的実施によって、生産・供給確保の精確なマッチングが可能となっている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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