Record China 2021年3月21日(日) 16時10分
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中国メディアの人民網は10日、「韓国で『男尊女卑』の観念が薄れている」として、同国で昨年生まれた赤ちゃんの性比が女児100人に対して男児104.9人となったことを伝えた。資料写真。
中国メディアの人民網は10日、「韓国で『男尊女卑』の観念が薄れている」として、同国で昨年生まれた赤ちゃんの性比が女児100人に対して男児104.9人となったことを伝えた。
記事は、韓国統計庁が1日発表した調査データをもとに男児のこの割合が1990年の統計開始以来、最も低い数値であることを紹介。「生物学の角度から見ると、何の関与もない状況下での正常な出生性比の範囲は100対103~107であるはずだ」と述べ、「昨年は男児104.9人であり、これは韓国の出生性比がすでに正常値の範囲に入っていることを意味する」と指摘した。韓国メディアは、「男児を産むために人為的な関与を行う家庭が減っていることが示された」と評したという。
記事によると、韓国では1990年に女児100人に対し、男児116.5人にまで達したが、その後は減少が続いて2000年は110.1人、10年は106.9人となった。記事は「こうした男児の割合の多さは韓国社会の男尊女卑の深刻さを反映したもの」とした上で、「第3子以降の出生性比の変化から見ると、こうした観念は徐々に薄れているようだ」と指摘。1993年、第3子以降では女児100人対男児209.7人で、その背景にあったのが第1子、第2子がともに女児などという家庭の「絶対に跡継ぎの男の子がほしい」という考えだが、意識の変化につれてこの数値にも下降が見られ、2019年には100対103.2になったことを伝えた。
記事は「何番目の子であれ、子の性別を『自然に任せる』親が増えている。韓国社会の観念に巨大な変化が現れた」とし、15年に同国で女性の数が男性の数を上回ったことにも言及した。統計庁は28年に再び同じ状況が起こると予測しているという。(翻訳・編集/野谷)
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