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17日、澎湃新聞は、広東省深圳市にあった中国初の「ラブドール体験館」が当局によって封鎖されたと報じた。
2021年3月17日、澎湃新聞は、広東省深圳市にあった中国初の「ラブドール体験館」が当局によって封鎖されたと報じた。
記事は、「ラブドール体験館」について同市の富士康(フォックスコン)工場付近に2年ほど前にオープンしたと紹介。工場付近には独身男性が12万人ほどおり、男女比が5:1という男性だらけの地域だったことに目を付けた経営者がオープンさせたもので、1時間当たり188元(約3,000円)で「単身者の生理的要求を満足させる」サービスを提供し、2年間で1000人ほどの客が利用していたと伝えた。
その上で、同市内にある2つの店舗が11日に同市公安局によって封鎖されたとし、店舗の所在地を管轄する警察署に封鎖理由を問い合わせたところ「分からない」「具体的な状況は伝えられない」との回答があったと紹介した。
経営者はこれまでさまざまな事業に手を出して失敗していたという。軌道に乗りかけていた「ラブドール体験館」を突然封鎖されたことについて「理由も通知もなかった。わいせつにならないよう音のスイッチを切るなど配慮していた」とやるせなさを見せる一方で、今後も「ラブドール体験館」の普及に取り組みたいと語っているようだ。
この件について、中国のネットユーザーの間では意見が分かれているようだ。「相手はラブドールなのに、どうして封鎖する必要があったのか」「崇高な禁欲社会だな」「市民生活の向上にとっていいことだと思うけれど」など支持する声がある一方で、「ラブドールとか女性ロボットとか、女性を物として扱っている。封鎖は正しいと思う」「衛生的な問題があったんじゃないかな」「衛生面もそうだけど、麻薬やポルノ犯罪の温床になる可能性もある」といった批判的なコメントも見られた。(翻訳・編集/川尻)
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