今月配信スタートした俳優チャン・ビンビン（張彬彬）と女優ジン・ティエン（景甜）主演の中国ドラマ「司藤」が、一躍話題をさらう人気に。劇中でジン・ティエンがまとうチャイナドレスも注目を浴びている。

ドラマ「永遠の桃花～三生三世～」のチャン・ビンビンと、映画「キングコング: 髑髏島の巨神」や「パシフィック・リム 2」などで知られる女優ジン・ティエンが主演の「司藤」は、人気ネット小説「半妖司藤」を実写化したファンタジー作品。チャン・ビンビン演じる建築デザイナーの秦放が、自らのルーツを探す旅の途中で崖から落ちてけがを負い、その血がジン・ティエン演じる地球外生命体の末裔・司藤を目覚めさせた後、奇妙な関係を結んでいくストーリーとなっている。

今月8日から配信が始まった「司藤」は、これまで人気を独占していた武侠ファンタジー「山河令」を抜いて再生回数ランキングで1位に。ドラマ・映画情報サイトの豆瓣（Douban）では、10点満点のうち7.7点と高評価で、推薦指数も88％と高い人気を集めている。

また、司藤を演じるジン・ティエンが次々に見せるチャイナドレスにも注目が集まっている。衣装はすべて90後（1990年代生まれ）の若手デザイナー、李萌（リー・モン）が手掛けたものだが、司藤の美しくミステリアスなイメージに合わせて、復古調のチャイナドレスに新たな要素が取り入れられ、さらにメイクも民国時代を思わせる、アーチをつけた柳葉風の眉に整えられている。

ネット上ではすでに、「司藤」風のチャイナドレスが2000元（3万3000円）前後の価格帯で販売される人気に。ジン・ティエンのスタイルの良さがドレスの美を際立たせており、原作小説ファンからも好評で、「司藤はジン・ティエンのほかに考えられない」「チャイナドレスが映える最高のスタイル」と美しさを称える声も多く上がっている。（Mathilda）