韓国軍が北朝鮮のミサイル発射を黙認した?=韓国ネットは怒り「やはり北朝鮮には寛大な政府」

Record China    2021年3月24日(水) 16時20分

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北朝鮮が21日に2発の短距離ミサイルを発射した。しかし韓国軍は当日にモニターで確認しつつも公式な発表を控えていたことが明らかになり、物議を醸している。写真は北朝鮮・平壌。

2021年3月24日、韓国・朝鮮日報によると、北朝鮮が21日に2発の短距離ミサイルを発射した。しかし韓国軍は当日にモニターで確認しつつも公式な発表を控えていたことが明らかになり、物議を醸している。

北朝鮮は21日午前6時36分ごろ、朝鮮半島西側の黄海に向けて短距離巡航ミサイル2発を発射。その際、韓国軍は北朝鮮の動きを事前に察知した上、合同参謀状況室のモニターを通して発射の様子を確認していたという。

これについて関係者は、「今回発射されたのは弾道ミサイルではなく巡航ミサイル」であり、「巡航ミサイルは国連安全保障理事会の決議に反していない」と説明。米政府高官も現地時間23日、電話記者会見を通し、「北朝鮮がさまざまな武器の実験を行うのは通常の軍事活動であり、国連安全保障理事会の制裁対象にはならない」という見解を述べた。

記事は今回の北朝鮮の動きについて、「ジョー・バイデン米大統領が数週間以内に新たな対北朝鮮政策を発表すると報じられる中、安全保障理事会の決議に反しない程度の武力示威に及んだものとみられる」と伝えている。北朝鮮は韓国の総選挙の前日である2020年4月14日にも、東岸沖の海域に短距離巡航ミサイル数発を発射している。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「ミサイルを確認したなら国民に知らせて当然なのに、国防部は何をしているんだ。職務放棄か?」「今の政権は金正恩(キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記)が大統領府に侵入しても、何も発表しなそうだな」「与党の支持率が落ちている時に報道するとさらに悪化するから、黙っていたに違いない」「金正恩と金与正(キム・ヨジョン党副部長)に、報道していいか許可を取っていたのでは?」「やはり北朝鮮には寛大な政府だ」「韓国政府、しっかりしてくれ」など、軍や政府に対する不満の声が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山

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