2014年4月30日、中国紙・環球時報は、オバマ米大統領のアジア歴訪を報じた海外メディアの記事を引用して紹介した。

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韓国・ソウル新聞は29日、オバマ氏のアジア歴訪を総括する記事の中で、「中国を刺激した上に、環太平洋連携協定（TPP）でも交渉がまとまらず、空（から）の道を通って帰国した」と評し、不成功に終わったと論じた。

日本のテレビ局も政治討論番組で、オバマ氏のアジア歴訪を「60点」と評価し、「日本での成果はゼロだ」と強調して伝えた。

ロシア国営RIAノーボスチ通信は28日、イタリアメディアの論評を引用し「オバマは一歩一歩、プーチンに敗れた」と指摘。ドイツ誌フォークスも29日、「世界規模の失敗」と論じた。

外交問題に詳しい中国外交学院の李海東（リー・ハイドン）氏は、「アジア太平洋地域の『リバランス』に取り組んできたが、その結果は『アンバランス』だ。日中問題では日本に肩入れし、世界に目を向けても、『アジア回帰』を掲げながら、中東やウクライナ問題に力を入れざるを得ず、TPP交渉も進展がみられない」とし、「慎重さの一方で、優柔不断や判断力不足という欠点も見せてしまった」と指摘した。（翻訳・編集/NY）