ジャパンタウンに続きチャイナタウンも、韓国で造成計画に反発の声高まる「韓国の地を与えるな」

Record China    2021年4月1日(木) 12時20分

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30日、韓国・毎日経済は、韓国北東部・江原道へのチャイナタウン建設計画に反対の声が相次いでいると伝えた。写真は釜山のチャイナタウン。

2021年3月30日、韓国・毎日経済は、韓国北東部・江原道へのチャイナタウン造成計画に反対の声が相次いでいると伝えた。

記事によると、韓国大統領府の国民請願掲示板に同日、「江原道チャイナタウンの造成を撤回してください」という請願が掲載され、1日で11万人以上の同意を得た。請願者は「先日、造成が予定されている中国文化タウンの着工が早まるという知らせを耳にした。中韓関係において交流と協力が大切とはいえ理解できない」とした上で、「なぜ韓国に小さな中国を作らなければならないのか。断固として反対する。中国に韓国の地を与えないでほしい」と主張したという。

また、江原道の崔文洵(チェ・ムンスン)知事に対して「国民と江原道住民が反対しているのに、造成を推進する理由が何なのか問いたい。たとえ中国資本が投入されたとしても、これは絶対に正当化できず、容認できない行為」と批判し、さらに「どんな状況であれ、自国の安全と平和より重要なものはない。国のことを考えるのであれば、国民の声に耳を傾けてほしい」と訴えたという。

こうした動きの背景について、記事は「中国が最近、キムチや参鶏湯を『中国料理』と主張していることを受け、韓国では『中国式文化東北工程(中国が近隣文化を自国の歴史に組み込むため推進する事業)』に対する反発が高まっている」と説明している。

これを受け、韓国のネット上では「絶対に駄目」「中国から支援でも受けたの?。道の担当者は誰だ!」「知事さん、しっかりして」「ただでさえ国土が狭いのに」などの声が上がっている。

また「文政権は何を考えているのか分からない」「文政権は北朝鮮や中国には何も言えないけど、何か弱みでも握られているの?」と文政権への批判的な声や、「国民反対運動本部を結成して対抗しよう」「請願のリンクを共有して」と協力を呼び掛ける声も上がっている。

韓国では2019年にも、京畿道始興市のベゴッ新都市に大阪の有名飲食店などを集めた韓国初の「ジャパンタウン」を造成する計画が進められていたが、大統領府の国民請願掲示板に「韓国の領土から日本式の建物や文化を消すために多くの先祖が努力してきたのに、そこに韓国の投資でジャパンタウンをつくるのはおかしい」と主張する請願が掲載され、物議を醸していた。(翻訳・編集/松村)

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