Record China 2021年4月4日(日) 7時0分
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2日、環球時報は、中国との関係が悪化しているカナダで、中国国籍を取得した女性アスリートが現地のメディアやネット上から激しい非難を浴びていると報じた。資料写真。
2021年4月2日、環球時報は、中国との関係が悪化しているカナダで、中国国籍を取得した女性アスリートが現地のメディアやネット上から激しい非難を浴びていると報じた。
記事は、中国の走り高跳びの名選手だった鄭鳳栄(チョン・フォンロン)氏の孫で、カナダ国籍を持っていた女子陸上選手のニーナ・シュルツ選手(22)が、今年の東京五輪に中国代表として参加し、五輪に出場できなかった祖母の分まで活躍したいという理由から、中国国籍を取得したと伝えた。
そして、同選手が中国とカナダの関係が悪化する2017年より中国に帰化する決心を固め、各種手続きに着手していたにもかかわらず、近ごろカナダの右翼メディアや反中勢力が同選手に対する誹謗(ひぼう)中傷をし始めたと紹介している。
その上で、カナダの保守系紙ナショナル・ポスト電子版が2日に掲載した文章の中で、同選手について「政治に疎く、関係が緊張している中で中国に帰化することを選んだ」と批判するとともに、「新疆や香港の政治的なデマを用いて、彼女の中国への帰化を汚名化した」と伝えた。
また、同紙の報道に対してカナダのネットユーザーから「カナダはあんたを必要としていない」「せいぜい中国という専制警察国家での生活をエンジョイするんだな」などといった中傷コメントが数多く寄せられたとした。
一方で、陸上のカナダ代表監督を務めるグレンロイ・ギルバート氏は「前途有望な陸上界の星にはカナダでカナダのために活躍してほしいと望んでいるが、私とカナダ代表は彼女が中国代表として試合に出場することを選んだことに対し、不快に思ったり、責めたりはしない」と、「成熟した常人の反応を示した」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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