中国で国産シューズが32倍の値段で転売、「消費者の愛国心傷付けた」と中国メディアが苦言

Record China    2021年4月6日(火) 7時20分

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中国メディアの紅星新聞は5日、国産スポーツシューズの高額転売に苦言を呈する人民網の記事を紹介した。写真は中国ブランド「Li Ning」の看板。

中国メディアの紅星新聞は5日、国産スポーツシューズの高額転売に苦言を呈する人民網の記事を紹介した。

記事によると、中国では国産シューズが原価の32倍で売られるケースもあり、値段の高さや品切れといった事態を前に「興味のある国産シューズが買えない」と嘆く消費者も少なくない。

記事は「靴転売は法律の枠の中での行動ならいけないことではないはずだ」と述べる一方、「このすさまじい勢いの風潮を単なる市場の現象と見るのはあまりにも『無邪気』だ」と指摘。言及せねばならない背景として、多国籍企業の新疆綿ボイコットが多くの愛国ネットユーザーの非難を受け、中国市場で冷遇された一方、「Li Ning(李寧)」「ANTA(安踏)」など中国の著名ブランドに対する支持が広がったことを挙げ、一部の転売ヤーに「大もうけのために倫理を捨て、ボトムラインを突き破ることは許されない」と苦言を呈した。

記事は「こうした行為は消費者の商品購入を阻むだけでなく、愛国心も傷付けた」と訴え、国産靴業界全体を傷付けることにもつながると指摘。「靴は履くものであって投機に用いるものではない」とし、「度が過ぎるやり方やよからぬ風潮を抑制するために監督管理部門は行動を起こして法治手段によって転売熱を下げるべきだ。メーカーは臨機応変に供給量を増やすなど効果的な方法を考え出す必要がある」などと論じた。(翻訳・編集/野谷

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