人民網日本語版 2021年4月7日(水) 23時50分
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中国科学院昆明動物研究所が2日に明らかにしたところによると、科学研究者は雲南省でホタルの3つの新種、「高山扁蛍」「禄勧扁蛍」「巨胸扁蛍」を発見した。
中国科学院昆明動物研究所が2日に明らかにしたところによると、科学研究者は雲南省でホタルの3つの新種、「高山扁蛍」「禄勧扁蛍」「巨胸扁蛍」を発見した。関連研究成果はこのほど、動物分類学誌「Zootaxa」に掲載された。中国新聞網が伝えた。
ホタルは最も有名な陸生発光生物で、世界各地に広く分布している。9の亜科、約100の属に分かれる。ランプリゲラ属はアジアのヒマラヤ山脈周辺諸国及び東南アジア諸国にしか分布していないホタルで、都市及びその周辺の人々によって観察されやすい場所で生息し続けているホタルでもあり、雌雄に分かれる。
研究によると、ランプリゲラ属の個体群の間に大きな遺伝的分化がある。この発見は同属の種類の鑑定に新たなアプローチと基準を提供した。分子基準と結びつけ、同属の異なる個体群標本の分子系統の発育と形態の分析を通じ、そしてモデル標本と形態を比較したことで、研究チームは上述した3つの新種と4つの中国新記録種を発見した。さらにこれらの種の詳細な描写と議論を踏まえ、中国のランプリゲラ属の検索表を作成するとともに、13種のモデル標本を整理・チェックした。
この研究により、ランプリゲラ属は全世界で20種に増加した。中国の分類も当初の4種から11種に増えた。これらの研究結果は今後の同属の種類鑑定及びその他の生命現象の研究に重要な参考を提供するとともに、雲南省のホタルに豊富な多様性があることを示した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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