731部隊旧趾、「世界遺産に」専門家が呼び掛け―仏メディア

Record China    2014年5月2日(金) 9時45分

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30日、中国黒竜江省にある旧日本軍細菌兵器部隊・731部隊旧趾のユネスコ世界文化遺産申請を早めるべきだと専門家が呼び掛けている。写真は731部隊旧趾。

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2014年4月30日、仏ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによれば、中国黒竜江省にある旧日本軍細菌兵器部隊・731部隊旧趾のユネスコ世界文化遺産申請を加速させるべきだと専門家が呼び掛けている。

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日本は第2次大戦時代における神風特攻隊員の遺書を世界記憶遺産への申請を決定したばかり。731部隊旧趾の世界文化遺産申請に向けた動きは1990年代から始まったが、遺棄毒ガス問題や地理的な問題から申請が先送りになっていた。しかし、先日開催された両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)で再び世界遺産申請が議題として取り上げられ、ポーランドのアウシュビッツ強制収容所や日本の広島原爆ドームがすでに世界遺産に登録されていることから、専門家の間では731部隊旧趾の遺産申請を加速すべきだとの声が出ていると、中国国内のメディアは伝えている。

しかし、世界遺産申請を推進している731部隊罪証陳列館(展示館)の責任者は、旧趾の真実性、完全性は申し分ないが、周辺には他の建築物も多いため、申請のスケジュールは現時点では決められないと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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