Record China 2014年5月1日(木) 10時53分
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29日、米国務省がイランに弾道ミサイルの部品など武器密輸を行ったとされる中国人の男に500万ドルの懸賞金をかけた。マネーロンダリングや詐欺の疑いもあるという。資料写真。
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2014年4月29日、米ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトによれば、米国務省が兵器密輸などを行った中国人の男に500万ドル(約5億円)の懸賞金をかけた。
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米司法省は29日、マネーロンダリングや銀行詐欺、為替詐欺などの罪状で中国人・李方偉(リー・ファンウェイ)を起訴すると同時に、李容疑者の経営するフロント企業8社が制裁対象となり、中国における供給業者9社も制裁リストに記載された。
李容疑者には「国際緊急事態経済権限法」(IEEPA)及び大規模殺害兵器の管理に違反し、イランに弾道ミサイルの部品を輸出した疑いが持たれているほか、フロント企業を通じて巨額の資金の取引を行ったとみられている。
李容疑者と中国政府からはいまだ反応はないが、ロイターが2月に行った取材では李容疑者は米国の対イラン制裁後におけるイランとの武器取引を否定し、「以前はイランと取引をしていたが、問題となっている物品を輸出したことはない。現在もイランの顧客からは取引を求められているが、応じていない」としている。
また、中国はイランに対する制裁も含め、国際貿易の規制を順守していると中国外交部スポークスマンは発言したが、李容疑者はニューヨーク地方検事局に起訴された後もイランとの違法な取引で2013年までに1000万ドル(約10億円)もの利益を得ていたと、ロイターは報じている。(翻訳・編集/岡田)
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