中国とスイスがFTA締結、ほぼ全ての商品がゼロ関税に=先進技術輸入による構造改革に期待―中国メディア

Record China    2014年5月1日(木) 15時0分

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4月30日、中国は一部のスイス製腕時計の輸入関税率を引き下げることになった。中国財政部(財務省)が4月29日に発表した情報によると、「中国―スイス自由貿易協定」の関税譲許案が、今年7月1日より正式に実施される。写真はスイス・ダボス。

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2014年4月30日、中国は一部のスイス製腕時計の輸入関税率を引き下げることになった。中国財政部(財務省)が4月29日に発表した情報によると、「中国―スイス自由貿易協定」の関税譲許案が、今年7月1日より正式に実施される。中国とスイスの二国間貿易における多数の商品がゼロ関税になる。新京報が伝えた。

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2010年の二国間貿易額に基づき計算すると、中国はスイスから輸入する商品のうち84.2%をゼロ関税とし、スイスは中国から輸入する商品の99.7%をゼロ関税とする。税目に基づき計算すると、両国の減免税の対象となる貨物が貿易総額に占める比率は96%以上に達する。

中国が関税譲許を実施するスイスの商品には、主に金属製品、機械部品、家電、一部の腕時計、精密機器、ファインケミカル製品などが含まれる。スイスが関税譲許を実施する中国の商品には、すべての工業製品と一部の農産物が含まれる。

中国財政部は、「中国―スイス自由貿易協定は、中国が欧州の先進国と締結した初の自由貿易協定だ。スイスは世界で経済が最も発達した国であり、精密機械、紡績機械、発電設備、ファインケミカル製品、腕時計などの産業が世界トップ水準に達している。関税譲許の実施は、中国企業がスイスから先進的な設備と技術を輸入する上で有利であり、国内関連産業の構造のモデルチェンジとアップグレードを促す」と表明した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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