約9兆ウォンが投入された韓国のKF-X事業、その性能は?=韓国ネット「すごい」「胸が熱くなった」

Record China    2021年4月12日(月) 23時20分

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9日、韓国・ニュース1によると、次世代韓国型戦闘機(KF-X)試作1号機の出庫式が韓国航空宇宙産業泗川工場で行われた。資料写真。

2021年4月9日、韓国・ニュース1によると、次世代韓国型戦闘機(KF-X)試作1号機の出庫式が韓国航空宇宙産業(KAI)泗川(サチョン)工場で行われた。「約8兆8000億ウォン(約8354億7000万円)が投じられた超大型事業だけに、その性能と今後の開発段階に注目が集まっている」と伝えている。

KF-Xは全長16.9メートル、高さ4.7メートル、幅11.2メートル、最大推力4万4000ポンド、最大搭載量7700キロ、最大速度マッハ1.81、航続距離2900キロ。主要搭載兵器は欧州製の中距離空対空ミサイル「METEOR」、短距離空対空ミサイル「IRIS-T」の他、各種精密誘導弾など。現在、韓国が開発を進めている長距離空対地誘導弾も搭載可能となっている。

また、国産アクティブ・フェーズド・アレイ・レーダー(AESAレーダー)を搭載したことや、部分的ステルス機能を持つ4.5世代戦闘機であることなどが主要な特徴だという。完璧なステルス機ではないが、レーダー反射面積を最小化する設計で、「ユーロファイター」より優れたステルス機能を持つと予想される、と記事は紹介している。軍関係者は「性能は今後の開発によりいくらでも補完でき、未来戦略資産としての価値を認められている」としている。

KF-X事業は、段階ごとに性能を向上させていくという「ブロック」概念が導入されているという。ブロック1は基本飛行性能と空対空戦闘能力の具備で、2026年までの完成を目標としている。ブロック2では空対地・空対艦戦闘能力を備え、完全な多目的戦闘機とする計画。最終完成目標は28年となっている。

今回の試作1号機は来年下半期の初飛行を準備している。また、試作機は全6機を予定しており、年内に1~3号機、来年上半期に4~6号機を製作する。26年までに約2200回の飛行テストを終えたあと120機の本格量産に入る予定で、量産まで終えれば総額18兆6000億ウォン規模の「建国以来、最大の武器開発事業」が完了するという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「誇らしいね」「胸が熱くなった」「すばらしいことだ。ありがとう、携わった皆さんこそ愛国者だ」「これまで苦労なさった技術者の皆さん、ありがとう。国防力を絶え間なく育成し、誰にも脅かされない国を作ろう」「これまで本当にお疲れさまでした。そして、これからが本格的なスタートだ!」「韓国の技術力なら、全ての兵器の国産化が可能なはずだ。大韓民国KF-X、ファイト!」「この小さな国で、F15にも負けない戦闘機を作ったなんて、すごいことだ。韓国人の優秀さを世界に広めないと」など、喜びと激励の声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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