ヒアリが中国で急速に増加、「命の危険」認識しながら闇売買、ペットとして飼う人も?―中国メディア

Record China    2021年4月13日(火) 9時20分

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11日、北青網は、中国でヒアリが急速に増加しており、危険性が高いにもかかわらずペットとしての売買も行われていると報じた。

2021年4月11日、中国メディアの北青網は、中国でヒアリが急速に増加しており、危険性が高いにもかかわらずペットとしての売買も行われていると報じた。

記事は、農業農村部の最新データとして、現時点ですでに12の省、自治区、直轄市の435県、地級市、区でヒアリが見つかっており、特にこの5年近くで191の県において新たに見つかったと紹介。ヒアリは都市の公園や緑地、田畑、森林などで発生していると伝えた。

そして、ネット上では猛毒として知られているヒアリにかまれた経験談や治療方法、ヒアリに関する知識といった情報が数多く見受けられるとともに、「ECプラットフォーム上でヒアリを販売している業者がいる」との情報も流れていると紹介した。

その上で、実際にECサイトで「ヒアリ」を検索したところ、アリをペットとして販売する業者が多くヒットする一方で、ヒアリの販売業者は見つからなかったと説明。アリの販売業者に話を聞くと「ヒアリは売らない。SNSのメッセージや電話で販売ルートを教えているだけだ」という答えがあったとしている。

また、業者からは「ECサイト上でこういったものを売ってはいけないというニュースがあったから売っていない」「ECサイトでは陳列できなくなったので、今はこっそりと売っている」といった証言が出ており、いずれもヒアリの危険性について「場合によっては死に至る」と認識し、生態環境に悪影響を及ぼすことを理解しているものの、買い手が少なからず存在するために販売を続けている実態が浮き彫りになったと伝えた。(翻訳・編集/川尻

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