「中国の政府系メディアは米国のアジア系差別を煽り立てるな」=中国系米国人が主張―中国メディア

Record China    2021年4月14日(水) 22時20分

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7日、観察者網は、「中国政府系メディアは米国のアジア系差別について報じるなと言う人がいる」とする記事を掲載した。

2021年4月7日、観察者網は、「中国政府系メディアは米国のアジア系差別について報じるなと言う人がいる」とする記事を掲載した。

記事は、日本メディアの英語サイトに7日、「バイデン大統領が太平洋における関係を再構築しようとする中、アジア系住民への暴力が米国のイメージを損ねている」とする文章が掲載されたと紹介。その中で「アジア系住民への暴力事件激増は移住元諸国の同情を呼び起こし、外交レベルでの非難を巻き起こすとともに、中国政府メディアに強力な米国批判のネタを提供している」と記述されていたことを伝えた。

また、同文章では米ニューヨーク大学米中関係学院のデビッド・ネヌーン氏が「アジア系住民の勤勉さ、善良さ、高い能力は米国でリスペクトされている。しかも、アジア系住民の収入は米国民の平均水準よりも高い。それゆえ、米国にはアジア系住民に対する人種差別は存在しない」との論理を展開したと紹介されているとした。

さらに、この文章の作者が中国系米国人であることにも言及。環球時報が9日に「現在、米国のSNS上ではネヌーン氏の恥知らずな言論について議論する書き込みはごくわずかであり、米国の主要メディアもこの件に注目していない」と報じると、文章の作者がSNS上で「環球時報のようなメディアはアジア系住民へのヘイト問題に口を挟まないでほしい。この問題はあなたたちには関係ない。アジア系米国人や、米国在住のアジア人にこれ以上つらい思いをさせないでほしい」と書き込んだことを伝えた。

また、文章の作者が「私は民族主義問題を、中国共産党による政治的なもてあそびだと短絡的に理解する人がものすごく嫌いだ。また一方で、中国の政府系メディアがこの問題を使って大々的にあおり立てるのも嫌いだ」とも記したことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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