Record China 2021年4月15日(木) 5時20分
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中国紙・環球時報は13日、「韓国のLGエナジーソリューションとSKイノベーションの車載電池をめぐる争いが終結するも、その間に中国企業が追い抜いていた」とする記事を掲載した。資料写真。
中国紙・環球時報は13日、「韓国のLGエナジーソリューションとSKイノベーションの車載電池をめぐる争いが終結するも、その間に中国企業が追い抜いていた」とする記事を掲載した。
記事はまず、韓国・聯合ニュースの報道として両社が11日、SKイノベーションによるLGエナジーソリューションへの2兆ウォン(約1900億円)の賠償金支払いで合意し、紛争終結に関する合意文書を共同発表したと説明。「電池の営業秘密侵害をめぐる2年にも及ぶ争いにピリオドが打たれた」とし、LGエナジーソリューションが2019年4月、SKイノベーションに車載電池の営業秘密を侵害されたとして米国際貿易委員会(ITC)に提訴していたことを伝えた。
そして、米議会やホワイトハウス、商務省などに対するロビー活動のために両社は昨年、13億ウォン(約1億2600万円)以上を使っているなどの情報を示した上で、韓国・中央日報が「LGとSKの2年にわたる電池紛争、中国企業は漁夫の利で世界トップに躍り出た」「電気自動車時代の到来を控え、韓国、中国、日本が2023年までに約100兆ウォン(約9兆7000億円)に拡大するとみられる電池市場を奪おうと戦いを繰り広げているが、LGとSKが紛争に陥っている時に中国企業の寧徳時代は世界シェアを拡大し、はるかにリードした」と指摘したことを紹介した。
市場調査会社のSNEリサーチは「世界市場におけるLGの今年1~2月のシェアは19.2%と昨年1年間の23.5%から下がった。昨年までLGとシェアを奪い合っていた寧徳時代は今年、31.7%に急拡大した」としており、韓国のある大学教授はLGとSKの争いが国内の電池産業の発展を遅らせたとの見方を示したという。(翻訳・編集/野谷)
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