Record China 2021年4月15日(木) 9時20分
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日本政府が処理水を海洋放出する方針を決めたことについて、中国のニュースサイト・新浪新聞に14日、「日本への抗議で最も経験豊富な韓国は五つの対応を行っている」とする記事が掲載された。写真は韓国ソウル。
日本政府が13日に東京電力福島第1原子力発電所の処理水を海洋放出する方針を決めたことについて、中国のニュースサイト・新浪新聞に14日、「日本への抗議で最も経験豊富な韓国は五つの対応を行っている」とする記事が掲載された。
記事はその五つを「大使の即呼び出し」「民衆の強烈な怒り」「積極的な国際PR」「首相自ら登場」「日本産水産物の販売拒否」とし、一つ目の「大使の呼び出し」については「世界各地に駐在する日本の大使の中で最も難しいのは駐韓大使だろう」とした上で韓国外交部が相星孝一大使を呼び出して抗議したことを伝えた。
そして二つ目の「民衆の怒り」では「このような民生に関わる問題で、政府が表に出るだけでは不十分」と述べ、日本政府の決定を受けて31のNGOで構成される「脱核市民行動」がただちに声を上げて強烈に非難するとともに、日本の決定を「核テロ」と定義したと指摘。三つ目の「国際PR」では、「韓日のNGOが組織した団体が前日に海洋放出反対を訴える書簡を日本政府に送った」と説明し、「86カ国の6万4600人が署名したという」「日本よ、これは全世界の反対なのだ」と論じた。
さらに、四つ目の「首相の登場」では丁世均(チョン・セギュン)首相がフェイスブックで発表した文章で日本のやり方を強く非難し、「周辺国の国民の権利を侵害するもので無責任。絶対に受け入れられない」との考えを表明したと伝えた。丁首相は「国際組織、国際社会と連携して日本の海洋放出を阻止するよう努める。日本が全ての情報を透明に公開し、海洋生態の安全を保障する具体的措置を講じるよう強く求める」とも述べたという。
記事は五つ目の「水産物の販売拒否」で、韓国の各大手スーパーが「販売を断固拒否する」との姿勢を明確に打ち出していることを指摘。また、「13日当日の写真によると、ソウル市内のあるスーパーでは従業員が日本産水産物の販売停止を知らせる案内を出した」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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