2014年4月29日、中国メディア・中国江西網は、「中国人の精神生活が韓国人に支配されてもいいのか」と題した記事を掲載し、空前の韓流ブームに警鐘を鳴らした。

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キム・スヒョンを知らない中国人はいないだろう。ドラマ「星から来たあなた」で爆発的人気となった韓国人俳優だ。この人気に目をつけた広告業界はキム・スヒョン争奪戦を展開。「アジアの広告キング」となった彼は、現在中国でハーゲンダッツなど16社と契約しており、広告モデルとして少なくとも1億1000万元（約18億円）を稼いだといわれている。

韓流は21世紀の中国を襲い、多くの「90後（90年代生まれ）」と「00後（2000年代生まれ）」をとりこにした。われわれは昔、香港や台湾の文化にあこがれたことがある。それは香港や台湾が同じ文化を持ち、われわれにも理解しやすかったからだ。だが、韓流ブームは違う。人気がある理由をきちんと説明できる人はいるだろうか。韓流のどこがいいのか、分からない。

われわれの教育はテスト重視であり、審美眼を育てる教育などない。だからこそ、今の中国の若者は「美しくあればそれでいい。整形してもかまわない」と思うのだ。中国人の精神生活は韓国人に支配されてしまっている。中国人の金は韓国人に奪われている。「親よりもK―POPアイドルのほうが大事」と言い切った13歳の娘が、その父親に殺害された事件が中国で大きな問題になっている。中国人の精神が韓国人に支配されているのは紛れもない事実だ。今こそ、中国人の新しい精神世界を構築すべきなのだ。（翻訳・編集/本郷）