中国のプルトニウム生産能力が驚異的な伸び、米軍が懸念―米華字メディア

Record China    2021年4月23日(金) 16時30分

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22日、米華字メディア・多維新聞は、中国が核兵器の材料にもなるプルトニウムの生産能力を急速に高めていると報じた。資料写真。

2021年4月22日、米華字メディア・多維新聞は、中国が核兵器の材料にもなるプルトニウムの生産能力を急速に高めていると報じた。

記事は、英ロイターの22日付報道を引用。中国が現在、二酸化炭素の排出削減を目的として高速炉と後処理施設の開発を加速しているとする一方で、高速炉による原子力発電所は核兵器用のプルトニウムを産出すると紹介。中国初の高速炉は2023年に完成し、稼働する見込みだと伝えている。

その上で、米戦略軍司令部のチャールズ・リチャード大将が20日の米上院軍事委員会で「高速炉があれば膨大な量の兵器級プルトニウム生産源を持つことになり、中国はこれにより核開発分野の選択肢を増やすことになる」と語ったことを紹介した。

そして、中国がプルトニウムを武器に使用するという証拠はないものの、今後10年で中国の核弾頭の数は少なくとも現在の200発から倍増するとの予測が外部から出ているとした。

記事はさらに、ボイス・オブ・アメリカの報道として、米宇宙軍のジェームズ・ディキンソン司令官が20日の聴聞会で「中国は宇宙分野のパワーを急速に強化しており、米国にとって脅威となりつつある。中国は宇宙の力を利用して、世界の経済的、軍事的リーダーになりたがっている」と語ったことを併せて伝えている。(翻訳・編集/川尻

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