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30日、韓国・朝鮮日報は「今年1~3月期の世界のスマートフォン市場でサムスンはアップルより1700万台多く販売したが、売り上げはアップルの40%水準にとどまった」と伝えた。資料写真。
2021年4月30日、韓国・朝鮮日報は「今年1~3月期の世界のスマートフォン市場でサムスンはアップルより1700万台多く販売したが、売り上げはアップルの40%水準にとどまった」と伝えた。
香港の市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、今年1~3月期の世界のスマートフォン市場の売上高は計1130億ドル(約12兆3000億円)を記録し、史上初めて1000億ドルを突破した。このうちアップルの売上高が42%に達し、2位のサムスンは17.5%。後にはOPPO(オッポ)、Vivo(ビボ)、Xiaomi(シャオミ)と中国企業が続いた。
同期間における出荷量ではサムスンがアップルを大幅に上回っていたという。両社はそれぞれ7700万台、6000万台販売したと推定されている。サムスンはGalaxy S21シリーズの発売効果で市場シェア21.7%を記録し、昨年10~12月期にはアップルに明け渡した1位の座を奪還していた。
サムスンの売上高がアップルの半分にも満たない理由について、記事は「両社の相反するスマートフォン戦略にある」と指摘している。アップルのiPhone12の基本モデルは前作より100ドル(約1万9000円)ほど高くなり、特にシリーズ最上位モデルのiPhone12 Pro Maxは欧米市場での需要が伸び、売上高の増加を導いたという。一方でサムスンはGalaxy S21の基本モデルを前作より約25万ウォン(約2万4400円)安い99万9900ウォン(約9万7500円)で発売。Sシリーズの価格が100万ウォン以下になったのはS9以来3年ぶりで、これと同時に中低価格帯のAシリーズの販売拡大に力を入れたという。
これを受け、韓国のネット上では「サムスンはアップルのコスパには追いつけない」「Galaxy SシリーズとiPhoneの価格にそんな違いある?売り上げの多かった主力製品の違い。アップルはiPhone 12シリーズで、サムスンは1~2万円台のシリーズだった」「サムスンが薄利多売をしたのではなく、アップルがブランドイメージ、技術力、規模などの違いで成し遂げた結果」「企業実績からして差がある。どうかスマホの販売台数で1位と自慢するのはやめて。恥ずかしい」などの声が寄せられている。
その他「(アップルは)世界を変えた革新企業だから差を縮めることはできない。サムスンは2位を維持するのもすごいこと。2位になろうと多くの国と企業が挑戦している」「サムスンは大したもの。中国企業がどんどん追いかけてきてるのによく健闘している」「文大統領がサムスンをつぶそうとした結果」「(サムスン経営トップの)李在鎔(イ・ジェヨン)氏が釈放されたらすべて解決する」などの声も見られた。(翻訳・編集/松村)
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